新しい敷布団を選ぶときって結構迷いますよね?
私は今まで使っていた敷布団とマットレスが毎回押入れに片付けるのが面倒だなあ、と感じたことがきっかけで、新しい敷布団を買うことにしました。
そのときに、マットレスなしで敷布団1枚でフローリングに敷いて使えるマットレスの存在を知ってこれは便利、とわかり購入しました。
最終的に選ぶ前にいろんな敷布団を比較して、結局は気になっていた腰痛にも良い効果がある敷布団を選んだのが、本当にいまになっても良かったと思っています。
やはり、敷布団を購入するときって、いろんなきっかけが人それぞれにあるけど、敷布団の選び方には抑えておきたいポイントやコツがいくつかあります。
そのポイントで自分に合っているかどうかをチェックするのが非常に重要です。
敷布団の選び方!優先順位のタイプ別で探す方法
敷布団を選ぶときには、いろんな要望があると思うので、まずは8タイプの要望別に注意したいポイントや選ぶコツを解説したいと思います!
腰痛の予防や対策に:体圧分散で選ぶ
朝起きたとたん、腰が痛くなったりしませんか?私はときどき寝起きから腰が痛くなることがあって、すごく気になっていました。

慢性的に腰の痛みがでる人は、慎重に敷布団を選んだほうがいいです。特に綿や羊毛などへたりやすい素材は、肝心の腰部分が、早く薄くなりやすいので、さらに腰痛が悪化する原因になりがちです。
敷布団を買うときは必ず下半身の腰あたりが沈まないような素材を選ぶのが重要です。製品によっては敷布団の硬さが選べるものもあれば、1種類のみの硬さの製品もあります。
また、ニュートンという硬さで表現されていても実際に寝てみての感じ方は素材によっても変わってくるので、何日か試してみないとほとんどわかりません。
本当は、お試し期間があって、1週間くらいは寝て試すことができる敷布団が理想ですが、なかなか返金制度をとっている寝具メーカーはないので、選ぶのが難しいところです。
寝返りしやすさ:硬さ
「ためしてガッテン」でも放送されていましたが、寝返りが少ないと確実に腰痛が重くなります。
寝返りが少ないと長時間、1箇所に体重がかかっているので、だいたいは腰に負担がかかっています。(腰がカラダのなかで一番重いので必然的に腰にばかり体重がかかることになる)
寝返りが多いと、定期的に体重を支える身体の位置が変わるので、身体への負担がかかりません。
寝返りがほとんどない人は、腰の筋肉が固くなってしまい、腰まわりの筋肉が凝った状態となるため、腰痛になってしまうのです。
すべては同じ姿勢をしているために偏った部分が緊張状態になっているので、緊張をほぐさないといけません。
冷え性・血行障害に:保温性
冷え性の人は血行が悪いので、すべてが悪循環になりやすいです。腰痛になりやすい人も冷え性が原因の場合もあるので、思い当たる人は保温性が高い敷布団を選ぶといいですよ。
普段から運動不足の人は血行障害の可能性があります。
直接見て選びたい:店舗で選ぶ
通販やネットで売っている敷布団は実際に到着したらガッカリしてしまうときもあるし、そうではなく想像以上に良かったという場合と二通りありますね。
あまりこだわらない人なら、ネットで注文してサクサクと事が運ぶほうがいいでしょうが、ちょっとこだわりを持ちたい人は自分の目で見ないと気が済みません。
私もどちらかというとそういうタイプなので、なるべく見に行くようにしています。
家具屋さんや大きなホームセンターなどで展示している敷布団を見てある程度、素材ごとにどんな触り心地になるのか、などを試してみるといいですよ。
敷布団が展示してある会場
- 島忠ホームズ
- ニトリ
- イベント場(幕張メッセや後楽園)
- 東急ハンズ
- 無印用品
あとは、みてみたい布団メーカーで検索するとその布団が展示してある場所が見つけられます。
- メーカー別で敷布団を探せる
- 西川布団
- エアーウィーブ
- 東京西川
- 昭和西川
どうしても展示してある布団って高級メーカーが多いので、ネットでよく販売されているものより、割高になる商品がほとんどです。
そこで、値段が安くて展示してある敷布団で探すと、どうしてもニトリの敷布団になってしまいます。
ニトリの製品の一部はすごく良い敷布団があるのですが、値段のやすいシリーズはどうしても劣化が早いので、長く使える敷布団で探すとある程度の価格にはなってしまいます。

簡単に干したい:軽さ
あまり軽すぎる布団はへたりやすかったり、保温性がよくないので、冬に寒かったり、というデメリットがあります。
また、素材にもよって変わるので、通気性がよく発汗性に優れている敷布団を選ぶと年中気持ちよくすごせるので、注意してください。
また、干したりする場合、あまり重いと腰に負担がかかるので、選ぶときに重さに注意しましょう。
コンパクトに収納したい:三つ折りタイプ
毎日の収納の際に、重さが5キロ超えるとちょっと負担がかかってくるし、コンパクトにたためるかどうかもわりと問題になります。
どんな風に収納すべきかについては前もってしっかりチェックしておきましょう。
敷布団のお手入れ
これから新たに敷布団を購入する人は、お手入れがしやすい製品を選ぶのもポイントになります。
どんな敷布団でも布団を長持ちさせたり、寝心地をあげるためにも、湿気が大きなポイントになります。


特に、梅雨時期は布団が干せなくて湿っぽくなり、カビやダニの温床になりやすいので注意したいところ。
いくら品質の良い敷布団でも汗やホコリが蓄積されて、雑菌やカビ・ダニ・悪臭の原因になってしまうと、敷布団がカビてしまったりするし安眠ができにくくなります。
もちろん、アレルギーや肌荒れの原因にもなるので、敷布団の湿気対策にはかなり注意しましょう。
高反発ウレタンマットレスなら、外に干せないので、湿気防止の除湿シートを利用したりすると良いです。
へたらない長持ち:寿命
敷布団は毎日使うので、体重のかかる腰付近がペチャンコになりやすいんです。
特に体が大きい人はへたりやすいので、耐久性のある素材を選ぶと安心です。
ポリエステルなどの化繊、キャメル(らくだ)、高反発ウレタンなどが強度が高くて、私は高反発ウレタンのマットレスを使って快適です。
また、素材選びも大切ですが、敷布団のへたりを防ぐにはさらに、寿命を延ばす使い方も重要なんです。
毎日のお手入れで耐久年数がグンと伸びるのでぜひ実践してみてください。
- 2週間に一度は頭と足を180度回転させて使う
- 1週間に一度は天日干し、陰干しする
- 床に直接敷くときはすのこや除湿シートを使う
8つのタイプを叶える理想の敷布団3選の特徴
以上の8つのポイントで理想の寝心地が叶う敷布団でおすすめは、3つあります。特徴とそれぞれの注意点も合わせて紹介します。
雲のやすらぎプレミアム
冷えからくる腰痛もちの人や肩こりがひどくて眠りが浅い方に大好評のマットレスです。私も愛用していますが、17㎝の厚みの高級感とふんわりした寝心地は他のメーカーの敷布団にひけをとりません。


値段はキャンペーンで公式HPから買うとだいぶ安く買え、4万円弱なのでお得です。
普通の手入れさえ怠らなければ、5年くらいはへたらずもちそうですよ。
デメリットとしては、分厚いので収納がちょっとコツが必要です。それと洗えないですが、外に干せるので清潔は保てるので、高反発ウレタンが入っているのに外干しができるメリットは大きいです。


また、フローリングに1枚だけ敷いて寝られるので、余計にマットレスを買わなくてもいいですし、ベッドに敷いてもOk。
どんな形で寝ても利用できるので、お年寄りのおばあちゃんやおじいちゃんに使ってもらってもかなり喜ばれますよ。(お年寄りはたたむのが大変なので、壁に毎朝立てかけるようにするかすのこベッドを使うと楽ちんです)



モットンマットレス
モットンはもともと腰痛対策向けにつくられた敷布団です。


厚さは雲のやすらぎよりは薄いですが、10㎝あるので、十分な厚みです。
重さも約7キロありますが、3つ折りにもなりコンパクトに畳めるので、女性の方でも負担なく収納ができます。
ただ、高反発ウレタンフォームの一枚ものなので、外には干せません。通気性がいい分床に敷きっぱなしはNGなので、必ず朝は縦にしておくのが良いです。
体圧分散に優れていて、各地の旅館や整骨院など治療院でも使われているマットレスです。寝返りができにくい、毎日起きるたび腰が痛いという人はモットンにかえると寝心地が変わってくるでしょう。



エムリリーマットレス
エムリリーのマットレスは数種類ありますが、このメーカーで人気なのが柔らかさと弾力性を両立した新素材優反発マットレスです。


フローリングに1枚しいて寝るタイプの製品もありますが、今使っている敷布団を利用してその上に敷いて寝るというトッパータイプが人気です。
手軽に重ねて使って寝心地をよくできます。値段も安いし耐久性も高いので、長く使えるのも人気のポイントです。



ペットや小さい子供がいる家庭に大活躍の敷布団選び
小さいお子さんやペットがいる家庭だとあんまり高級な敷布団を買っても、汚されたらどうしよう、とか子供のアトピーがひどくならないか?とかいろいろ気になることがありますよね。
抗菌・防ダニでアレルギー対策
なるべくダニ予防や抗菌対策をしているとアレルギー持ちのお子さんにも安心ですね。雲のやすらぎプレミアムは抗菌・防ダニが完備されているので安心です。
また、外にも干せるので、雲のやすらぎプレミアムだと清潔を保てますね。ほかにも抗菌・防ダニ対策がしてあるか事前にチェックしてから敷布団は選ぶようにしましょうね。
洗える敷布団
小さいお子様やペットのいる家庭では「丸洗いできる」敷布団があるとうれしいですね。素材によっては一度水をかけると弾力・寝心地が戻らないものもあるため注意が必要です。
自宅でも簡単に洗える布団はポリエステルやファイバーの素材でできている製品に限定されます。
自宅で洗える敷布団 | クリーニングのみ | 洗えない敷布団 |
・ポリエステル ・ファイバー |
・綿 ・羊毛 ・ポリエステル ・綿/ポリエステル混綿 ・羊毛/ポリエステル混綿 ・高反発ウレタン |
・絹(シルク) ・アクリル ・低反発ウレタン |
※商品により違いがあるため基本は洗濯表示に従う
上の表でもあるように自宅で洗える敷布団は一部のポリエステル・ファイバー素材だけになります。
頻繁に洗いたい人は洗濯表示を確認してから購入しましょう。
クリーニング店によって洗える種類に違いはありますが、天然素材や高反発ウレタンの丸洗いに対応する店もあります。
しかし折り曲げられないほど厚みのある商品、ダブルなどの大きい敷布団は洗濯機・乾燥機に入らないため断られる場合もあるので注意。
また、低反発は水に弱いため絶対洗ってはいけません。もし水がかかった場合はもとには戻らないため気を付けましょう。
他にも敷布団で気になるポイントについて調査したので参考にしてみてくださいね。
敷布団で人気が上がっている形状や素材
体圧分散や寝返りのしやすさを重視して敷布団を選ぶのはわかったかと思いますが、ほかにも人気になっている凸凹素材についてや腰痛もちの人が気にするべきこともちゃんと知っておくといいですよ。
表面が凸凹付のマットレス
表面が凹凸にカットされた高反発マットレスは、耐圧分散性に優れているので、体に負担の少ない寝具として良い結果が出ています。
普通の布団のように面ではなく「点」で体を支え体にかかる圧力を分散、痛みやコリを軽減してくれます。
カットの形状はメーカーにより工夫され、凹凸型やツリー型など様々ですが、雲のやすらぎプレミアムは凸凹型を採用しています。
腰痛もちにはカラダが沈まない素材が鉄板
慢性的に腰の痛みを抱える人は、特に綿や羊毛などへたりやすい素材を選んでしまうと、肝心の腰部分だけ薄くなりさらに腰痛が悪化する原因になります。
体が沈まない素材を選ぶことで腰痛の症状が和らいできます。
ヒトがまっすぐに立ったとき、脊柱は前からながめるとまっすぐに見えます。ところがこれを横からながめると、ゆるやかなS字状のカーブをしています。このカーブを専門的用語でアライメントまたは配列と呼んでいます。この配列は大変重要で、配列が乱れてくると頸部痛や腰痛の原因になってきます。
人間の体はゆるやかなS字カーブを描いています。中でも体の中心であり、一番体重のかかる腰をどう支えるかは大切なポイントなんです。
まとめ:敷布団選びで後悔しないためには?
- 自分の体に合った硬さの敷布団を選ぶ
- 畳で寝るのか、フローリングで寝るのか?
- 通気性・発散性に優れている
- 持ち運びや収納についてもチェック
- 敷布団に横になって腰が沈んでないか?
以上のようなことに注意して敷布団を選ぶといいですよ。
最後に値段ですが、ピンからキリまであるので、高級品になると敷布団でも10万を超えてしまいます。
長持ちはしますが、さすがに10年持つかというと微妙なので、そこまで高いものを買うかどうかは慎重に選ぶ必要があります。
ただ、値段の安い製品は、良い条件がそろっていても、長持ちしないため毎年買い替えるということになってしまいます。
3-5年くらい持つ敷布団を選ぶのであれば、コスパで合格する敷布団は3万円前後が相場になってきます。