わたしの腰痛体験談

一人暮らしの初期費用はケチるな!最低料金の引越しで腰痛になった体験談

一人暮らし 気を付ける

私は大学を卒業して会社に勤務し始めるときに、それまで暮らしていた実家を出て、1人暮らしを始めることを決意しました。

一人暮らしでの初期費用は、3つの項目を考えないといけませんがそれは次の通り。

  • 賃貸契約の費用:家賃の4~5か月分
  • 引越し業者などの費用:5~10万円
  • 家具や家電の購入:5~10万円

最低でもこのくらいは必要なんですが、わたしは2番目の引越し業者代がどうしても捻出できなかったんです・・・そして、これをケチったことがまさか、そんな展開になるとは思いませんでした。

私の初めての一人暮らしで失敗した体験が参考になりますように。

一人暮らしで気を付けることは事前準備

1人暮らしを始めた理由は、実家を一度は出てみたいという願望が根底にあったのと、会社が実家から遠かったからです。

実家から会社までは、公共交通機関を利用すると1時間30分程度必要になります。

この程度の時間であれば、通勤出来ないわけではありませんが、1人暮らしの願望もあって引越しをすることになったのです。

しかし、引越しを一人でやるためには事前準備をしっかりと建てる必要がありました。

それは初期費用をケチってはいけないこと・そしてケチるならどうやって自分の負担を軽くして引越しをやり遂げるか?を計画的に行うべきでした。

初期費用をケチって引越し業者を使わなかった

私は学生時代にアルバイトをほとんどしていなかったので、貯蓄がそれほど多くありません。しかし、マンションに入居するには、敷金や礼金などで40万円程度必要でした。

この金額は私の貯蓄の大半を占める額で、これ以上の出費をすると当面の生活費が無くなってしまうので、引越し業者を使わないことに決めました。

引越しの手伝いや応援を頼まなかった

引越し料金を支払うのは厳しいと考えたので、ここをケチって自力で引越しをすることにしました。

私は実家の自動車を借りて、自分で荷物を運ぶことにしたのです。実家は3階建てなのですが、私の部屋はその一番上の3階だったので、荷物を家から出すだけでも大変です。

加えて引越し先のマンションは5階建てなのですが、私の選んだ部屋は4階でした。

5階建ての場合には、法律でエレベーターの設置が義務付けられていないということで、エレベーターがありません。結果として私は、4階まで全て階段を使って荷物を運んだのです。

腰に違和感が・・

引越しの作業で階段を上り下りを何度も使って荷物運びをしている最中に、すでに腰に軽い痛みを感じ始めましたが、途中で引越しを中断するわけにはいきません。

何度も往復して一人で荷物運びをやり切ることにしたのです。

1日で全部やる必要がないのでは?と一瞬、頭によぎりましたが、なんとかなるだろう!という感じになっていて、勢いでどんどん運んでしまいました。

初めての一人暮らし 入浴で腰痛が悪化

実は、全ての荷物が運び終わる頃になると、それなりの強い痛みに代わってきてしまいました。

しかしまだ自動車を実家に返さなければなりませんので、私は自動車を運転して実家に戻り、さらに公共交通機関(電車とバス)でマンションに帰ったのです。

マンションの階段に昇れない・・

そうしてマンションに到着すると、さらに4階まで階段を昇らなければなりませんが、まあ、腰の痛みがかなり悪化していました。

部屋まで到着すると、腰痛のためにもう動くことすら困難ですが、一日動き回ったので汗だくになっています。

そのためまず入浴して、それからベッドに寝ることにしました。

入浴で腰痛を和らげたいと思ったが

少しでも腰痛を改善させようと、湯船には熱めのお湯を入れて、普通よりも長時間入浴しました。

そして十分に温まって湯船から出ようとすると、驚いたことに今度は湯船から出ることが出来ない状態になっています。

少しでも立ち上がろうとすると激痛が走りますので、入浴したことを後悔しながら、私は立ち上がるのを一端断念しました。

ところが今度はお湯が冷めてきて、寒さを感じるようになってクシャミが出るようになったのです。

このままでは風邪を引くと思った私は、激痛に耐えながらまずは四つん這いになって、その姿勢から手すりにしがみ付くように立ちました。

一人暮らし中の腰痛は着替えも辛い

なんとかお風呂から出て、立ち上がりはしましたが、ここから服を着なければなりません。

しかし衣類はまだダンボール箱に入ったままなので、ダンボールの開梱から始まります。

開梱作業で走る痛み

目当ての衣類は積まれたダンボールの下の方にあったので、ダンボールを降ろすのですが、持ち上げることは困難です。

幸いなことに衣類のダンボールの上に乗っていたのは、割れ物ではありませんでした。

そのため降ろすというよりは、落とすという感じで目当てのダンボールを探し当てますが、開梱も激痛で悶絶しながらです。

服を着ると激痛に

ようやく服を着るのですが、服を着るという動作がこれほど腰に負担になるとは、強い腰痛の経験が無かった私は知りませんでした。

まずパンツやズボンを履くためには脚を上げるのですが、少し脚を上げるだけで激痛が走ります。

またシャツを着るために手や背中を動かすのにでさえ、腰に痛みを感じるのです。何とか服を着たわけですが、まだ布団は開梱されていません。

ベッドはラッキーなことにマンションに備え付けがありましたが、布団は自分のものを使用します。

この布団を置いた場所が悪くて、押し入れの下の段です。押し入れの前にはダンボールが並べられていますから、まずこれらの移動から始めます。

寝るのも辛い一人暮らしの初日

移動といってももう持ち上げることは出来ないので、取り敢えず周囲に押すだけですが、これですら激痛なのです。

布団の上げ下げが年寄になると辛いとよく聞きますが、腰痛になるとまさにその状態が良く理解できます。

押入の布団が引っ張りだせない

布団が押し入れの下段に置かれているので、これは引っ張り出す必要がありました・・。

なんと、引っ張り出すという動作は、押すよりも腰に負担が大きいのだと、このとき初めて実感しました。

寝るのが辛い

何とか布団を出してベッドに寝転ぶことが出来た私は、寝ることがこれほど辛い事だと、再び初体験することになります。

まずベッドに横になるだけで激痛ですし、そこから布団を被る動作でも痛みが走ります。

さらに問題だったのが、夜中にベッドの中で寝返りをしたときに腰に走る痛みでした。

眠って無意識に寝返りをしたのですから、痛みも無意識になれば良いのですが、そういう訳にはいきません。

引越し作業で身体はかなり疲れているのですが、寝返る度に強い痛みで目が覚めますので、何度目から以降は眠ることが出来ませんでした。

人生最大の痛み

結局あまり眠ることなく朝を迎えたのですが、トイレのために起き上がろうとしたとき、人生で最大の痛みを感じました。

あまりの痛みのために涙が出たほどで、1人暮らしを選択したことの後悔の涙も一緒に流した感じです。

一人暮らし2日目で両親に助けを求める

ここで実家に電話をするか否かという、大きな選択を迫られることになりました。

実家を出て1人暮らしをすると言ったときに、両親は反対意見を述べたのですが、私は通勤を理由に自分の意見を押し通していたのです。

救急車を呼ぶべきか

自分で一人暮らしを押し切ったのにも関わらず、たった1日で実家に帰るとなると、理由が腰痛とはいえ恥ずかしくて言い出し難い感じがします。

しかしあまりにも痛みが強いので、病院に1人で行くことすら難しそうです。

それならば救急車を呼ぼうかとも思いましたが、結局はそれも両親が病院まで呼ばれることになるはずです。

すると余計に両親に迷惑を掛けることになりそうなので、私は恥を忍んで両親に事情を電話で説明しました。

1階に降りることもできなかった

連絡をすると両親はすぐに自動車で駆けつけてくれて、私をベッドから起こして病院に向かうことになりました。

ところが私の部屋はマンションの4階ですから、この強い痛みを堪えて階段を下らなければなりません。

両親もサポートしてくれましたが、結局1階まで辿り着くのに30分程度経過しました。

もしかしたら、ここは救急車を呼んだほうが良かったのかもしれないと内心思いました・・。

そして、階段を降りると父が目の前まで自動車を移動させてくれていましたが、自動車に乗るのがこれまた大変でした、やはり担架に乗せられて救急車を利用するレベルだったのかもしれません。

一人暮らしをはじめて2日目に腰痛で入院

実家の自動車は家族向けの車高が高めのミニバンなので、乗車するのに脚を高く持ち上げなければなりません。

その動作を試みましたが、どうしても痛くて出来ませんでしたので、部屋から適当な板を持ってきて、段差を低くして何とか自動車に乗り込んだのです。

こうして病院に到着しましたが、患者さんが多くて待合室で1時間程度待っていました。

すると徐々に痛みが増してきて、座っていることも不可能な状態です。

レントゲン検査

そこで看護師さんに事情を説明すると、先に診察室に通されてレントゲン検査などを受けて、骨に異常はないと言われました。

そのため投薬を受けて帰宅することになりましたが、そのときの私は自動車まで歩くことすら困難になっていました。

まして再び段差を昇って自動車に乗ることなど不可能そうなので、入院させてもらうことになったのです。

入院して腰痛が楽になった

骨折もしていない単なる腰痛で入院とは思いもしませんでしたが、入院すると拍子抜けする感じでした。

具体的な治療というものは一切無くて、鎮痛剤を点滴して腰にシップを貼って寝ているだけです。

ただし有難いことに完全看護ですから、食事やトイレで動くときも、看護師さんが上手くサポートしてくれます。

一人暮らしの準備不足の結果・退院後の経過

そうして3日間入院していると、かなり痛みが楽になってきたので、私は退院することになりました。

退院して数日で仕事が始まるので、最初の2週間は腰痛を理由に休みをもらうことになったのです。

入社早々から休みということで、悪い印象を会社に与えてしまいましたし、復帰後もまだ痛みが残っていました。

そのため仕事の量や質を加減してもらって、実家に泊まりながら近くの接骨院に通って、電気治療やテーピングなどをしてもらいます。

このような経過を辿った私の初めての強い腰痛ですが、最終的に元に戻るのに2か月程度かかりました。

元の状態に戻ったことで、1人暮らしを再開しようかと思いましたが、結局は実家に戻ることになったのです。

たった1日だけの1人暮らしでしたが、腰痛による強烈なインパクトを残すものになりました。

まとめ

大学卒業後に社会人に出るタイミングで、実家を出て一人暮らしをしようと考える人は多いかと思います。

しかし、これは就職する会社が一人暮らしをする上での支援があるようなら考えるべきと思いますが、そういった支援がないならすぐにはじめるのはやめておきましょう。

一度会社に勤めて、給料が安定してもらえるようになってからでも遅くありません。

しっかり貯金をして、万が一しばらく働けなくても大丈夫なくらいの余裕資金をもってから計画的にすすめるのが絶対不可欠ですよ。

また、僕の友だちの一人は大手ベンチャー企業に入るときに、住宅補助が結構たくさんもらえるという支援があり、すぐに一人暮らしを始めたんだけど、半年後にはその会社の業績不調でなくなってしまったそうです。

だけど、すでにその住宅補助が入るもんだという見通しで高い家賃の部屋を借りてしまったので今更変えられないので、彼はいまだに一人で結構な高級マンションに住み続けています。

そんな人もいるので、なんでも一人暮らしは慎重に、計画的に、初期費用はケチらずにそして一人でずっとやっていけるくらいな計画で進めてくださいね!準備がしっかりできないうちは実家暮らしで頑張りましょう。

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