1日の1/3の時間を過ごす「寝具」。自分に合っていないものを使っていると腰痛や肩こりの原因にもなるので寝具は結構重要です。
私は以前は、寝て起きたら、寝る前より腰が痛くなったり、寝起きから肩こりと頭痛に悩まされたりと頻繁にありました。
騙されたつもりで、和布団から今のマットレスに変えてからは、寝起きから腰が辛い、肩が痛いということはなくなりました。
今使っている寝具が合わないかもしれない、と心配している人はまずは、どんな寝具が腰痛にいいのか、悪いのはなぜか?といったポイントをチェックしてみましょう。
読みたいとこだけクリックしてね
腰痛にいいマットレスの3つの特徴

マットレスがカラダに合っているかどうか?を知るためには実際に一晩その敷布団で寝てみないと正しくはわからないのですが、第一条件として次のポイントを覚えておくといいですよ。
- 寝ているカラダが沈まない(適度な硬さ)
- 反発力があり寝返りしやすい
- 適度な体圧分散力
以上の3つのポイントが腰痛もちの人には特に大切です。
3つの条件で体に合っていないと、寝るたびに腰を悪くしてしまうということになりかねません。特に毎日寝てい敷き布団は腰には重要で、良いマットレスというのは、適度な硬さがあり、寝返りが楽にしやすいものでないと合格とは言えません。
もう少し3つのポイントについて詳しく説明します。
①適度な硬さでカラダが沈まないこと

マットレスが柔らかすぎるとカラダが沈んでしまいます。
特にお尻のところが一番重いため重心が腰の部分にばかりくるので、腰に負担がかかり、寝るたびに腰が痛くなってしまうのです。
また、硬すぎるマットレスも体が浮いてしまうのでダメです。
カラダが浮いている状態で、マットレス(寝具)に密着している部分が少なくなりその分、接触した箇所に重心がかかってしまい「寝姿勢が悪く」なり、カラダのあちこちが痛くなってきます。
人間の背骨は自然なS字のカーブになっているのですが、硬すぎたり柔らかすぎたりする寝具だと背骨が不自然に曲がったまま固定されてしまい、筋肉や関節に負担がかかるのです。
適度に沈み、適度に沈みすぎないマットレスを選びましょう。
②反発力があり寝返りしやすい
寝ている間にずっと寝返りをしないとどうなのでしょうか?眠っている間ずっと同じ寝姿勢を続けているとカラダの一定の部分ばかりに圧力がかかり続けます。
別に寝返りをすればするほどいいわけではないですが、適度な反発力があるマットレスは、自然な寝返りをしやすくさせ適度な回数の寝返りができるようになります。
寝返りがしずらくて同じ姿勢でずっと寝ていると、圧迫されて血流障害が起きやすくなり、負担がかかり凝りができやすくなります。
適度な反発力があるマットレスを選ぶようにしましょう。
③体圧分散も適度に必要

体圧分散ってなんでしょうか?
体の形に合うように体が沈みこむことです。
マットレスと体の接触面積を広くすることで、体にかかる圧力を分散することができます。 体圧分散用具について
つまり、身体の形に変形して密着度が高いテンピュールのような素材が体圧分散力が高いということになります。
体圧分散力が高ければ高いほどいいとなると、柔らかいマットレスになってしまうので、これも適度な柔らかさにとどめておかないといけません。
柔らかいマットレスは体が沈んでしまうので、ある程度の硬さがあり、反発力もあり、体圧分散力も適度にあるというマットレスを選ぶのが腰痛や肩こりを和らげるのに良いポイントです。
腰痛にいいマットレス5選

腰痛にいいマットレスとして評判の高い寝具を紹介します。硬さ、反発力、体圧分散力、更に厚さや構造、価格をまとめていますので参考にしてください。
高反発マットレス モットン
体重や体型に合わせて3種類の硬さから選べるモットンマットレス。ふんわりと体を持ちあげてくれる寝心地+寝返りのしやすさにこだわり。
10cmの厚さで高反発ウレタンがぎっしり入った1層構造なので、床に直置きしても安心して眠れます。
硬さ:140N・170N・280Nの3種類
反発力:硬すぎず柔らかすぎない
体圧分散力:◎
厚さ:10cm
構造:ウレタン1層+カバー
価格:39,800円(シングル)・49,800円(セミダブル)
体型・体重にあった硬さを選ぶのが重要です。自然に寝返りができるし、返品保証も90日間あるので、買ってから試せるのでかなり人気の高い商品です。
雲のやすらぎプレミアム

寝返りを優しくサポートする高反発ウレタンを凹凸ウレタンで挟んだ5層構造&17センチの厚みの雲のやすらぎプレミアム。
夏と冬と使い分けられる両面カバーも付いていて、年中快適な寝心地が人気のマットレスで100日間試せて返金保証も充実しています。
冷えやすいタイプの男性や女性にはかなり支持が厚く、17センチの厚みがフローリングに1枚で敷いてもベッド感覚になってしまうマットレスです。
硬さ:150N
反発力:硬すぎず柔らかすぎない
体圧分散力:点で分散させる◎◎
厚さ:17㎝
構造:ウレタン1層+ウレタンほか4層=5層
2層 凹凸アルファマット(ウレタン)
3層 高反発ウレタン
4層 凹凸アルファマット(ウレタン)
5層 ロレーヌダウン種羊毛
価格:39,800円(シングル)・49,800円(セミダブル)
高反発マットレスは中心の5cmだけですが、包み込まれるような感覚なのに、適度な反発があり、寝返りも楽々できます。眠りにつくときも、目覚めも気持ちがいいマットレスです。
エアキューブマットレス

シングルのトッパーが1万円台で値段がぐっと安いのに、かなり使える腰痛向けマットレスです。実際に私の腰痛友達もずっと気に入って使っています。
凸凹が背中や腰に気持ちよくフィットしてくれます。今使っている敷布団の上にのせて使えるし、1枚で使いたい人は10センチモデルを選べば寝心地も◎
硬さ:不明
反発力:ちょうどよい硬さ
体圧分散力:ゼロキューブカッティングで分散
厚さ:5-10センチ
構造:1層 ポリエステル100%カバー
価格:5センチトッパー15980円(シングル)・19980円(セミダブル)
エムリリーマットレス

柔らかさと弾力性を両立した新素材「優反発」が採用されたマットレスで厚さは使い方に合わせて選べます。
今使っている敷布団の上に重ねて敷くだけで、寝姿勢を整えてくれます。
硬さ:不明
反発力:ちょうどよい硬さ
体圧分散力:◎
厚さ:5.8.11センチ
構造:1層
価格:19,800円 (税込)(シングル)
オクタスプリング

オクタスプリングマットレスはイタリアの5つ星ホテル 「アルピナホテル」全室でも使われていて品質が高くスポーツやデスクワークの多い人の腰痛や快眠をサポートしてくれます。
硬さ:不明
反発力:ちょうどよい硬さ
体圧分散力:◎
厚さ:7㎝
構造:1層
価格:トッパー19800円(シングル)・24800円(セミダブル)
値段もシングルなら標準価格5万円のものが専用カバー付きで2万円以下!という特別価格で購入できるキャンペーン中です。
話題・人気高い高反発・低反発マットレス
高反発ウレタンマットレスをはじめとした人気のマットレスはまだまだあります。
そこで、テレビCMなどでよく見る人気のマットレスも取り上げてみます。
トゥルースリーパーって実際はどう?
今ある寝具の上に敷くタイプのトゥルースリーパー。
低反発マットレスは40Nとかなり柔らかいマットレスで、裏返しにすると高反発マットレスが使えます。
腰痛の人には反発力が弱いので、体が沈み込まないよう下には、高反発のマットレスを敷いて使うのがおすすめです。
ふんわりと柔らかいのが好きな人に向いていますが、
硬さ:40N(低反発)高反発マットレス部分は不明
反発力:◎
体圧分散力:かなりあり
厚さ:5cm
構造:低反発と高反発のリバーシブル構造
価格:22,800円(シングル)・24,600円(セミダブル)・26,800円(ダブル)
商品の詳細
今ある寝具が柔らかく沈み込んでしまうタイプで、トゥルースリーパーを上に置いて使うつもりでは、柔らかすぎてしまうかもしれません。
床にすのこ+敷布団+トゥルースリーパーなど、マットレスが沈み切らないような組み合わせのが良いです。
エアーウィーブの効果はどう?

エアーウィーブは、エアファイバーの密度によって硬さが自在に変えられるので、肩回りを柔らかく、腰回りを硬くした腰痛対策に理想的な構造が実現しています。
スタンダードなエアウィーヴは厚さ6cmと薄型なので、1枚で寝るには不向きなので重ね使いにしてください。
硬さ:非公開(肩:柔らかめ 腰~足:硬め)
反発力:硬すぎず柔らかすぎない
体圧分散力:◎
厚さ:6cm
構造:エアファイバー(樹脂)1層+カバー
価格:64,800円(シングル)・90,720円(セミダブル)・77,760円(ダブル)
商品の詳細
敷布団タイプ(90,000円~)やベッドマットレス(90,000円~)等、高額な商品です。
西川AIR(エアー)の効果はどう?

それぞれ独立して沈み込む凹凸層と、しっかり体を支えるハードウレタン層、高反発マットレスとポケットコイルのハイブリッド型とも言えるのが西川AIR(エアー)です。
他のマットレスに比べて値段が高めです。しかし、有名スポーツ選手も愛用しているなどハードな運動をする人の腰痛対策にも肩こりにも定評があります。
硬さ:140N・170N・・ほかにもあり。
反発力:硬すぎず柔らかすぎない
体圧分散力:◎
厚さ:9cm以上もあり。
構造:体圧分散部(1860個の凹凸、ウレタン素材)
寝姿勢保持部(ハードウレタン)
価格:140N 76,000円(シングル)・96,000円(セミダブル)・116,000円(ダブル)
170N 88,000円(シングル)・108,000円(セミダブル)・128,000円(ダブル)
商品の詳細
腰痛にいいマットレスの使い方&注意点

腰痛にいいマットレスの機能を最大限に活かすために注意したいポイントがいくつかあります。
また、使い方で押さえておきたい点もチェックしておきましょう。
一枚もので使うか重ねて使えるか
高反発ウレタンマットレスはそのままフローリングに敷いて1枚で使ったり、ベッドや敷布団の上に重ねて使うこともできます。
10cm以上の厚さがあるウレタンマットレスの場合は、1枚でも床の硬さを感じないので、今ある寝具を使う必要がなくなるので、片付けも楽になってシンプルになります。
体重が重めの人は今寝ている寝具よりプラス5cmを目安にして選ぶと安心です。
毎日あげおろしが必要
素材がウレタンの場合は、いくら通気性が良くてもマットレスの下に湿気がこもってしまいます。
ウレタンは湿気に弱い素材なので、湿気に触れる時間が長いと商品の劣化スピードが速くなってしまいます。
毎日布団とマットレスを上げて、風通しの良い日陰で陰干しするようにしましょう。
腰痛で布団の上げ下ろしがしんどい人は、除湿パッドやすのこを使って少しでも湿気を逃がしてあげるようにすると良いでしょう。
まとめ

腰痛にいいマットレスの選び方で3つのポイントがちゃんと達成できている製品を選べば大きな失敗はありません。
しかし、どんないい寝具を選んでも、実際にそのマットレスで一晩二晩と寝てみないと本当に体に合っているかどうかはわかりません。
残念ながら、布団製品などは、一度寝てしまうと返品や交換が効かないジャンルの製品です。
ある程度失敗するかも・・といった覚悟を持ったうえで製品選びが必要ですが、一部返品保証のシステムを設けている寝具メーカーもあります。
特に腰痛や肩こりに悩んでいる人の寝具選びは切実です。
返品保証のあるマットレスを選べば失敗はなくなりますので、試してみるといいですよ。